15人のチームがガザへ──外科などの医療活動を支援

多くのパレスチナ人スタッフが今、ガザ全域の保健当局を支援するため懸命の努力を続けている。病院には、爆撃で重傷を負った人びとが絶え間なく運び込まれている。
国境なき医師団(MSF)の外国人派遣スタッフと現地スタッフ15人からなるチームが、ラファ検問所を通りエジプトからガザへ入った。医療体制が崩壊した現地で、外科などの医療活動を支援する。 当面は、ガザ南部を活動の拠点とする。 停戦がなされない限り、活動を妨げられず継続的にガザ全土で支援を行うことは困難だ。また、ガザ北部への人道援助物資の輸送は、状況が不安定で爆撃や地上戦の予測がつかないことから、依然として極めて難しい状況だ。
MSFのプロジェクト・コーディネーターとして活動を統括するクリストフ・ガルニエは次のように語った。

この壊滅的な状況の苦しみを和らげるために、私たちは全力を尽くします。虐殺を終わらせ、助けを求めている人に援助を届けるために、停戦が必要です

ガザで医療援助に当たるスタッフ=2023年10月19日 © MSF

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