証券会社支店長の立場を利用か…顧客女性から500万円だまし取った疑いで元証券マンを逮捕 浜松中央警察署

証券会社に勤務していた立場を利用して投資目的と嘘をつき、顧客の女性から現金500万円をだまし取ったとして、愛知県の男が逮捕されました。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、愛知県に本社を置く豊証券の元支店長の男(46)で、2020年の8月下旬から9月上旬の間に、当時務めていた証券会社の顧客で、浜松市西区に住む女性に「特別に用意した商品がある」「2年の運用で必ずお金が戻る」と嘘をつき、金融商品の投資名目で現金500万円をだまし取った疑いが持たれています。

警察によりますと、事件当時、男は証券会社の豊田支店長兼浜松営業所長として勤務していた立場を利用したとみられていて、去年10月に証券会社から通報を受けた警察が取引の履歴などを調べていく中で、男の容疑が浮上しました。警察は男が容疑を認めているか明らかにしていませんが、数千万円規模の余罪の可能性があるとみて、手法などを捜査していくとしています。

男の逮捕を受け、豊証券はホームページ上で、男を去年12月付で懲戒解雇処分にした上で「高い倫理観が求められる金融機関として、このような事態を招きましたことを厳粛に受け止め、深く反省いたしております。お客さまに心からお詫び申し上げます」とのコメントを発表しています。

© 静岡朝日テレビ