19人死傷事故 静岡県警横転した山車を検証 静岡・伊豆の国市

静岡県伊豆の国市で3日、祭りの山車が横転し1人が死亡 18人が重軽傷を負った事故で、警察は横転した山車の検証を行いました。

3日伊豆の国市で行われた祭りの最中に山車が横転し、伊豆の国市田京の男性(72)が死亡したほか、小学校低学年の男の子を含む18人が重軽傷を負いました。

白鳥衛アナウンサー:
「15人ほどの警察官が横転した山車を囲み、写真を撮ったり長さを測ったりするなどして、山車を確認しています」

警察は14日午後、伊豆中央警察署の敷地内で、横転した山車の損傷状況などを調べました。

山車は祭りで橋を渡った後の下り坂で止まれずに、右側の斜面にぶつかり横転。

通常は坂を下る際前方にあるロープを後方に回し、後ろへ引っ張って減速しながら下ります。

しかし捜査関係者によりますと、山車は事故当時前方のロープを後方に回さずに坂を下ったということです。

14日の検証では、県警の捜査員が山車を引くロープとみられるものを、入念に調べる様子も見られました。

警察は業務上過失致死傷容疑で事故原因を調べていて、今後事故のあった場所で現場検証を行う予定です。

© 静岡朝日テレビ