【雪情報】ノーマルタイヤ要注意!週末の中国地方は山地中心に再び雪に 気象台が注意情報発表 道路も積雪おそれ 山地の道路は冬用タイヤ・滑り止めチェーン携行を

17(金)夜以降は再び初冬の寒気流入 山地中心に雪へ

15日夕方、中国地方を対象に「雪に関する気象情報」が広島地方気象台から発表されました。17日(金)夜から18日(土)にかけて山地を中心に雪が降り、積雪する所が出てくる可能性があるとして注意を呼びかけるものです。

西日本の上空には上空1500mで-6℃以下の寒気が入るため、中国地方も山地を中心に雪となる見込みです。この1500mで-6℃以下の寒気は地上で雪となる目安とされています。現時点での予想データをみるとこの-6℃のラインが山陰沿岸まで南下してくる見込みです。

今週は13日(月)に中国山地の山地では初雪となりましたが、初雪にしていきなりまとまった積雪となりました。鳥取・大山では40cmの積雪を観測。また広島県北部の山沿いを走る国道でも路面上に5~10cmの雪が積もり、ノーマルタイヤの車が相次いで立ち往生するなどの事態となりました。

週末に予想される寒気は前回と同じ程度かもう少し強い寒気が入ると予想されます。標高の高い所を走る道路では、13日(月)と同じように路面にも積もる可能性があります。

これぐらいの寒気は真冬並みに強いというわけではなく、冬であれば何度も来る程度の強さの寒気です。ただ、11月のようにシーズン初めに来て雪が降ることが予想される場合、気象台は大雪とはならなくても「雪に関する気象情報」を発表して注意を呼びかけます。まだ冬への備えができていない人が多いからです。

一方で、気象台は前回の雪(13日)では事前に雪に関する情報をまったく出しませんでした。おそらく予想以上に雪が降ったからだとみられますが、今回早めに雪の情報を出したのは、その反省も踏まえてのことかもしれません。

このまま冬が始まるわけではなく来週は再び気温が上昇するため冬用タイヤに替えるかは悩ましいところだと思いますが、標高の高い所を頻繁に走ることが多い方は冬用タイヤに交換すべきタイミングかもしれません。

それ以外の方も今週末に中国山地の標高の高い所を走る予定のある方はノーマルタイヤでの走行は避けた方が賢明です。車の立ち往生は自分のみならず周りに迷惑をかけます。

最新の気象情報を確認してムリせずお願いします。

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