広島市で14日未明、住宅1棟を全焼した火事で、遺体で見つかった2人は、住人の親子と判明しました。
火事があったのは、広島市佐伯区五月が丘2丁目にある木造平屋建ての住宅です。警察と消防によりますと、14日午前2時すぎ、「玄関が燃えている」と近所の人から119番通報がありました。
消防車15台が出て消火にあたり、火は2時間あまりで消し止められましたが、この火事で住宅が全焼。焼け跡から男性とみられる2人の遺体が見つかりました。また、付近の住宅1棟の一部と車1台も焼けたということです。
目撃者
「音がものすごい音だった。途中、バンバンという音が聞こえてきた。上に燃え上がるような感じで。どんどん(玄関から)奥の方に向かって燃えていくような状況でした」
警察は15日、2人の遺体の身元について、この住宅で2人で暮らしていた、父親の山本政弘さん(93)と息子の山本将文さん(60)と判明したと発表しました。政弘さんの遺体については司法解剖を終えましたが、「死因不詳」だということです。
警察と消防が火事の詳しい原因を調べています。