農業の島、理解深める 上城小で花育・食育 JAあまみ青壮年部知名支部

あまみ農業協同組合青壮年部知名支部(根釜和行支部長)恒例の花育・食育活動が11月10日、知名町の上城小学校(川畑めぐみ校長、児童17人)の畑であった。全校児童が参加。ユリの球根とジャガイモを植え付け、「花の島」「農業の島」といわれる島の農業への理解を深めた。

食育活動でジャガイモを植える児童ら=11月10日、知名町の同校

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ジャガイモを使った食育は2009年、花育は14年から町内の未就学児│中学生を対象に実施。花育で育てられた花は3~4月に開花期を迎え、卒園・卒業式、入園・入学式に飾られている。

この日児童は同支部会員からユリ球根とジャガイモの植え方を学んだ後、協力して球根は鉢に、ジャガイモは畑にそれぞれ植えた。

児童は「なぜジャガイモは半分に切って植えるのか」「農協ではどんな作物を扱っているのか」など積極的に質問。「花が出た時、どういう気持ちになるか」との質問には花を育てている同支部の平英行さんが「自分が作った花を買ってくれる人が喜んでもらえたらという気持ち」と答えていた。

4年の冨永寛大君(10)は「初めてジャガイモを植えた。ジャガイモは好きなので、どういう植え方をするのかが分かってよかった」と感想を話した。

根釜支部長(46)は「活動を通して子どもたちに島の農業に興味を持ってもらえたら」と話した。

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