「IQ1000」「ものすごい度胸」FKを止めずに避ける!?元ブラジル代表GKの“好判断”に監督はヒヤリ「咄嗟にこの判断できるのが凄い」

コリンチャンスの守護神カッシオ[写真:Getty Images]

コリンチャンスに所属する元ブラジル代表GKカッシオの好判断が話題だ。
【動画】度胸が凄い!元ブラジル代表GKカッシオの“好判断”

2021年からプレーするコリンチャンスで公式戦通算549試合に出場する36歳のベテランGKカッシオ。ヨーロッパでのプレー経験はほぼないが、ブラジル代表にも招集されていた実力者で、出場機会はなかったものの2018年のロシア・ワールドカップ(W杯)のメンバーにも選ばれていた。

今シーズンもコリンチャンスで守護神を務めるカッシオは、9日に行われたカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA第33節のアトレチコ・ミネイロ戦にもフル出場。この試合の75分に見せたプレーが話題になっている。

アトレチコ・ミネイロのFKの場面で、味方に合わせようとゴール前へと入れたボールは誰にも合わずにカッシオのもとへ飛んで行った。そのままカッシオがキャッチするかと思われたが、寸前のところでボールを避けると、ボールはそのままゴールネットを揺らしていた。

この場面、アトレチコ・ミネイロのFKは直接FKではなく間接FKだった。そのため、ボールが誰かに触れていればゴールが認められるが、ゴールに直接ボールが入っても得点にはならず、相手のゴールキックで試合が再開されることとなる。

そのことを分かっていたカッシオは敢えてボールを見送ったというわけだ。キャッチしに行って、万が一キャッチミスをした場合には相手選手が走り込んでいるゴール前でピンチになっていたために、その点も考慮したのかもしれない。

ただ、咄嗟の判断であったためにマノ・メネゼス監督はヒヤリとしたようで、胸をなでおろす様子がカメラに映っていた。

カッシオの判断には、「IQ1000」、「ものすごい度胸」、「冷静すぎ」、「咄嗟にこの判断できるのが凄い」とSNS上のファンからも反響が寄せられており、その対応力に称賛の声が集まっていた。

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