ブギウギ第34回・スズ子、自分に新曲を歌う資格ないと葛藤

歌い踊ることを心から愛するヒロインが、やがて戦後を明るく照らすスター歌手となるまでを描く連続テレビ小説『ブギウギ』(NHK朝ドラ)。第34回(11月16日放送)では、ついにスズ子のための新曲が出来上がるが、新曲に対してスズ子が複雑な胸中を打ち明ける。

松永(新納慎也)に呼び止められるスズ子(趣里)(C)NHK

ヒロイン・スズ子(趣里)は、作曲家の羽鳥(草彅剛)と作詞家の藤村(宮本亞門)から、スズ子のための新曲『センチメンタル・ダイナ』を披露される。期待に胸を膨らませる羽鳥たちからは、早くスズ子に歌ってほしいと思いを伝えられる。

しかし、「梅丸」にも「日宝」にも義理を欠いた行動をしてしまったと感じているスズ子は、自分にはこれ以上歌う資格がないと感じていた。一方、秋山(伊原六花)は、ダンサーの中山(小栗基裕)から公私ともにパートナーになるべきだと、プロポーズの返事を迫られ・・・。

本作は、戦後「ブギの女王」として一世を風靡した歌手・笠置シヅ子さんをモデルに、歌の才能を開花させて上京したヒロインが、昭和を代表するスター歌手として激動の時代を生き抜いていく物語。

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