ガザ検問所から燃料を初搬入 国連へ供給、2万4千リットル

エジプトとパレスチナ自治区ガザの境界にあるラファ検問所=10月31日(共同)

 【カイロ共同】エジプト政府系メディアは15日、イスラエル軍による封鎖が続くパレスチナ自治区ガザへの燃料を積んだトラックが、ガザ・エジプト境界にあるラファ検問所を通過し、ガザ側に入ったと伝えた。燃料搬入は、10月7日にイスラエル軍とイスラム組織ハマスの大規模な戦闘が始まって以降初めて。

 ロイター通信によると、2日間で計約2万4千リットルの燃料が搬入される見通し。ガザで支援物資の配達に当たる国連のトラック向けで、病院には供給されないという。

 イスラエルはハマスに燃料が渡ることを警戒し、これまで燃料搬入を認めていなかったが、イスラエルメディアによると米国の要請に応じて搬入を許可した。

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