公明幹部も杉田水脈氏に苦言 「真摯に向き合って」

高木陽介氏

 公明党の高木陽介政調会長は15日の記者会見で、アイヌ民族や在日コリアンを巡る言動で札幌、大阪両法務局から人権侵犯を認定された自民党の杉田水脈衆院議員に「問題に真摯に向き合っていただきたい」と苦言を呈した。杉田氏には、自民内からも説明責任を果たすよう求める声が出ている。

 立憲民主党の泉健太代表もインターネット番組で「開き直っている杉田氏に、自民党が何をするのかが問われている」と指摘。党の処分や次期衆院選での公認の有無を注視すると語った。

 杉田氏はユーチューブ番組では、アイヌ文化振興事業に公金不正流用疑惑があるとの見方を示し、関係者を「公金チューチュー」とやゆした。

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