ゆかりの静岡・伊東市に北里柴三郎の顕彰碑…彫刻家の重岡建治さんが1年かけ制作

近代日本医学の父と言われ、静岡県伊東市の発展に貢献した北里柴三郎博士の顕彰碑が完成し、報道機関に公開されました。

顕彰碑は、伊東市の有志メンバーが寄付やクラウドファンディングで制作費500万円を調達。彫刻家・重岡建治さんに依頼し、およそ1年かけて完成しました。「千年風呂に遊ぶ」と題されたモニュメントは、かつて伊東の別荘にあった日本初の室内温泉プールにいる子ども達を表現し、北里博士の若かりし頃のレリーフと博士が提唱する「医道論」の理念が刻まれています。

北里柴三郎顕彰委員会 杉本正人会長:「(北里博士は)我が街・伊東温泉の礎を作って頂いた大恩人であります」

ペスト菌を発見し、「近代日本医学の父」と称された北里柴三郎博士。1913年に伊東に別荘を構え、温泉療法を実践しました。

顕彰碑は北里博士の誕生日である来年1月29日に、別荘があった付近の遊歩道に設置する予定です。

© 静岡朝日テレビ