横浜・三渓園の紅葉色づく 季節の移ろい、味わい深さを感じて

赤く色づき始めたモミジ=14日、三溪園

 三渓園(横浜市中区)の紅葉が赤や黄色に色づき始め、来園者に季節の移ろいを感じさせている。

 今年は例年通りに色づきが進み、見頃はイチョウが今月末まで、モミジが12月第1週ごろまでという。園内にある10棟の重要文化財との“共演”も、人気を集める理由の一つだ。

 同園職員の岩本美津子さん(56)は「もう少し日が経つと、園内が真っ赤に染まる。その前に来て、緑から赤への変化を見るのも味わい深いですよね」と笑みをこぼした。

 12月4~10日には、普段は入館できない重要文化財「臨春閣」が特別公開され、絵画のような秋限定の絶景も楽しめる。

 臨春閣の入館は事前予約制で千円(入園料は別途)。開園時間は午前9時~午後5時。問い合わせは同園電話045(621)0634。

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