「紅まどんな」販売解禁 愛媛の高級かんきつ

愛媛県の高級かんきつ「紅まどんな」

 愛媛県が誇る高級かんきつ「紅まどんな」の販売が16日解禁された。県内のみで栽培され、果肉の糖度が高く、とろけるような口当たりが魅力だ。贈答品としての人気も高い。JAえひめ中央の担当者は「濃厚な味とゼリーのような食感を楽しんで」と話している。

 同JAによると、県が開発した品種「愛媛果試第28号」のうち糖度10.5度以上など品質の基準を満たしたものを紅まどんなとしている。品質が高い順に「赤秀」「青秀」「秀」などの等級があり、お歳暮用の問い合わせも多いという。

 7月の大雨や8月の高温と乾燥によって小玉傾向だが、味が凝縮されて上質な仕上がりとなった。平均糖度は11.2度で例年よりも高い。

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