糖尿病予防へ健康相談 筑波大病院 茨城・つくば

イベントで血糖値を測定する同病院のスタッフ=筑波大付属病院

筑波大付属病院は15日、茨城県つくば市天久保の同病院外来棟で、血糖値測定や健康相談を含む糖尿病予防の啓発イベントを開いた。医師や看護師など15人が参加し、来場者に糖尿病の早期発見や予防を呼びかけた。

啓発イベントは毎年、世界糖尿病デー(14日)のころに実施。3年ぶりに対面開催となった。体組成や血糖値の測定など九つのブースを出展。専門医などの健康相談や管理栄養士の食事相談のほか、VR(仮想現実)ゴーグルを使った糖尿病網膜症の疑似体験コーナーも設けられた。

同大医学医療系の関谷元博准教授は「糖尿病の発症は遺伝による体質も大きく関係する。発症して放っておくと、重い合併症を引き起こす。患者さんも、知らない人も理解を深めてほしい」と話した。

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