ようやく見頃「菊花展」330点を展示 赤色小ぶりな「初日の出」も 京都・京丹波

猛暑の影響で開花時期が遅れ、今が見頃となった菊花展(京丹波町曽根・府立丹波自然運動公園)

 京都府京丹波町曽根の府立丹波自然運動公園で恒例の菊花展が開かれている。今年は猛暑の影響で生育が遅れ、会期を11月19日まで1週間延長した。大きさや色、形の異なるさまざまな菊の花がようやく見頃を迎え、来場者の目を楽しませている。

 亀岡市や京丹波町の愛好家が丹精込めた力作や同公園で育てた菊など、約330点を展示する。赤色の小ぶりな花が特徴の品種「初日の出」が屋根に咲き誇る五重塔や、地元の須知高の協力のもと小中学校の児童生徒が育てた作品もある。

 同公園によると「気候は厳しかったが、今年は出来がとても良い」といい、「週内にマルシェなどのイベントもあるので、足を伸ばしてもらいたい」と呼び掛けている。

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