復興リンゴ「大夢」が人気 シートピアなあどで生産者がPR

人気を集めた復興リンゴ「大夢」の販売会

 宮古市や岩泉町を中心に栽培される復興リンゴ「大夢(おおゆめ)」の販売会は11日、同市臨港通のシートピアなあどで開かれ、生産者が旬の味覚をPRした。

 宮古地域大夢栽培研究会(山崎慎弥会長)が主催し、産直施設の一角で500グラムを超えるリンゴや他品種との詰め合わせを販売。果実を使ったパンなどの加工品も並べ、多くの買い物客が手を伸ばした。

 東日本大震災の年に命名された県オリジナル品種の大夢は、大玉で甘さと酸味のバランスがよく、果汁を多く含む。今季は夏の暑さによる影響はあまりなかったが、クマの食害に頭を悩ます生産者が多いという。

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