サイ・ヤング賞発表 アはコールが満票で選出、ナはスネルが受賞

日本時間11月16日、全米野球記者協会(BBWAA)の記者投票で決まるサイ・ヤング賞の受賞者が発表され、アメリカン・リーグはゲリット・コール(ヤンキース)、ナショナル・リーグはブレイク・スネル(パドレス)が選出された。コールはア・リーグ史上11度目となる満票選出。30人の投票者全員がコールの1位票を投じた。一方のスネルは28人から1位票を獲得し、レイズ時代の2018年に続いて自身2度目の受賞。両リーグでのサイ・ヤング賞は史上7人目の快挙となった。

現在33歳のコールはメジャー11年目の今季、33試合に先発して209イニングを投げ、15勝4敗、防御率2.63、222奪三振をマーク。先発登板、完封、投球回、勝率、防御率、WHIPなど多くの部門でリーグトップの成績を残し、文句なしのサイ・ヤング賞に選出された。これまでサイ・ヤング賞の投票で6度得票し、うち2度は2位になったコールだが、意外なことに今回が初受賞。ア・リーグのサイ・ヤング賞が満票で選出されるのは昨季のジャスティン・バーランダーに続いて2年連続であり、ヤンキースからの選出は2001年のロジャー・クレメンス以来22年ぶり6度目となった。

現在30歳のスネルはメジャー8年目の今季、32試合に先発して180イニングを投げ、14勝9敗、防御率2.25、234奪三振をマーク。メジャーワーストの与四球99を記録したが、メジャーダントツの防御率2.25を残したことが高く評価され、自身2度目のサイ・ヤング賞に輝いた。特に最終23先発では防御率1.20という素晴らしい成績をマーク。パドレスの投手がサイ・ヤング賞を受賞するのは2007年のジェイク・ピービー以来16年ぶり5度目であり、両リーグでのサイ・ヤング賞はクレメンス、ランディ・ジョンソン、ペドロ・マルティネス、マックス・シャーザー、ゲイロード・ペリー、ロイ・ハラデイに続いてスネルが史上7人目となった。

なお、ナ・リーグのサイ・ヤング賞投票では、千賀滉大(メッツ)が15ポイントを獲得して7位にランクインしている。

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