映画『ロイ・ハーグローヴ 人生最期の音楽の旅』が11/17に公開、人生最期の夏に密着

49歳で急逝した天才ジャズ・トランペッター、ロイ・ハーグローヴの人生最期の夏に密着したドキュメンタリー映画『ロイ・ハーグローヴ 人生最期の音楽の旅』が、2023年11月17日よりTOHOシネマズ シャンテほかにて全国順次ロードショー公開となる。

10代でプロ・デビューし、ジャズの伝統を受け継ぐ正統派かつエネルギッシュなプレイで、瞬く間にシーンの寵児となった故ハーグローヴ。若くしてソニー・ロリンズ、ハービー・ハンコックなどの巨匠に起用される一方、自身のバンドを率いて活躍。さらに、エリカ・バドゥ、ディアンジェロ、クエストラヴ、モス・デフ(ヤシーン・ベイ)など、同世代のR&B/ヒップホップのアーティストと交流し、“ネオソウル”と呼ばれた新しいブラック・ミュージックの潮流の創出に貢献した。そして、プロジェクト「RHファクター」では、ジャズとR&B/ヒップホップを本格的に繋ぐ先駆者となり、ロバート・グラスパーに連なる現代ジャズ・シーンの礎を築いた。

華やかなキャリアの一方、その生涯は病と隣り合わせで、晩年は腎障害により透析治療を受けながらの活動だった。人生最期となった2018年夏のヨーロッパ・ツアーに密着した本映画は、体調が万全でない中、ステージで命を燃やすようにトランペットを演奏する壮絶な姿が克明に描かれている。また、ロイ自身の口からだけでなく、前述のアーティストをはじめとする彼と親しかった数々の音楽仲間たちの貴重な証言が綴られる。

◎作品情報
『ロイ・ハーグローヴ 人生最期の音楽の旅』
監督:監督:エリアン・アンリ
エグゼクティヴ・プロデューサー:エリカ・バドゥ
出演:ロイ・ハーグローヴ、エリカ・バドゥ、ハービー・ハンコック、クエストラヴ、ソニー・ロリンズ、ウィントン・マルサリス、ヤシーン・ベイ、ロバート・グラスパーなど
配給:EASTWORLD ENTERTAINMENT / culture-ville
日本語字幕:落合寿和 2022年/アメリカ/107分
©Poplife Productions

◎リリース情報
アルバム『ソングス・オン・HARGROVE』
2023/11/8 RELEASE
UCCU-1681 2,200円(tax incl.)

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