まもなくポスティング公示される見込みの山本由伸は、今オフの移籍市場において最も注目を集める投手の１人である。米スポーツ専門チャンネル「ESPN」の看板記者であるジェフ・パッサン氏は、山本をめぐって熾烈な争奪戦が展開されることを予想。メッツとヤンキースのニューヨーク２球団のほか、ドジャース、レッドソックス、カブスなど多くのビッグマーケット球団の参戦が予想され、山本は総額２億ドルを超える大型契約を手にすることが確実視されている。
「MLBネットワーク」のジョン・ポール・モロシ記者は日本時間11月15日、ヤンキースが「先発投手市場で最も活発に動いているチーム」であることをリポート。特に山本とアーロン・ノラに興味を示しているという。モロシ記者はさらに、ドジャースが「山本に対して最も興味を示しているチームの１つ」であることも伝えている。大谷翔平の争奪戦で大本命に挙げられているドジャースだが、先発投手陣に大きな不安を抱えていることもあり、大谷と山本のダブル獲得を狙っているようだ。
パッサン記者は、山本に興味を示しているチームとしてヤンキースとドジャースのほかに、メッツ、カブス、レッドソックスをリストアップ。「おそらくジャイアンツとブルージェイズも加わるだろう」とした。
では、どのチームが有利な立場にあるのか。これに関しては、「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者が１つの見解を示している。「正確なことはわからないので噂レベルにとどめておくが、山本は西海岸を好んでいるという情報がある」とヘイマン記者。もし噂通りに山本が西海岸のチームを優先するのであれば、ドジャースとジャイアンツが一歩リードしていることになる。
果たして、山本はメジャー挑戦の場としてどのチームを選択するのか。噂通りに西海岸を選ぶのか、それともニューヨークでプレーするのか。正式にポスティング公示されたあと、最大45日間の争奪戦が幕を開ける。
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