シクラメン 彩り鮮やか 出荷最盛期 茨城・行方

花と葉を整える葉組の作業に追われるスタッフ=行方市谷島

クリスマスや年末年始の贈答用として人気が高いシクラメンの出荷が最盛期を迎えている。茨城県行方市谷島の須貝花園では15日、スタッフが傷んだ葉を摘み取ったり、花や葉を整えたりする「葉組(はぐみ)」の作業に追われた。

同園の農業用ハウスには出荷を待つ赤や白、ピンクのシクラメンが並んだ。同園によると、1日当たりの出荷鉢数は最高約700鉢に上る。今年は猛暑の影響で平年に比べ開花が1カ月ほど遅いという。

同園代表の須貝稔さん(65)は「日当たりが良く、涼しい場所で育てれば、来年3月まで楽しめる。今年お世話になった方にプレゼントしてほしい」と笑顔を見せた。

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