チェルシーに所属するイングランド代表FWコール・パーマーが、プレミアリーグ第12節マンチェスター・シティ戦の後半アディショナルタイムに見られた一幕について振り返った。イギリス『デイリーメール』電子版が伝えている。
パーマーは今夏、出場機会を求めてマンチェスター・シティを離れてチェルシーに移籍した。この第12節の試合はパーマーにとって初となる古巣との対戦であり、彼自身はこの試合に先発フル出場し、試合終了間際の90+5分にPKを決めて4-4のドロー決着に貢献している。
問題のシーンが発生したのは彼がPKを決めた直後の90+7分。マンチェスター・シティが相手ゴールに近い位置でFKを得た場面だ。ジャック・グリーリッシュやベルナルド・シウヴァ、フィル・フォーデン、カイル・ウォーカーらがどのようなプレーを選択すべきか話し合っているところにパーマーが近づき、彼らの作戦を“盗み聞き”しようとしたのだ。
そして、これに気づいたアーリン・ハーランドが笑顔を浮かべながら近づいてパーマーの背中を押し、チームメートたちから遠ざけた。
そのパーマーは現地時間11月13日、ケガ人が続出した影響によりイングランド代表に初招集を受けた。そして、記者会見ではこの件について聞かれる一幕があった。
マンチェスター・シティの選手たちの会話内容を聞き取ることができたかと問われたパーマーはこう答えた。
「いいや、何も聞こえなかったよ。正直に言って、僕は笑顔を見せながらあの場にいただけだ」
そして、昨シーズンまでのチームメートたちが見せた反応についても語っている。
「アーリンはかなり面白がってくれていたみたいだけど、他の選手たちにとってはそうではなかったみたいだね」