MLB公式サイトが「新人王候補ドラフト」を実施 山本は2巡目指名

今季の新人王にはガナー・ヘンダーソン(オリオールズ)とコービン・キャロル(ダイヤモンドバックス)が選ばれた。MLB公式サイトでは、早くも2024年シーズンの新人王予想を開始しており、若手有望株の情報を専門的に扱う「MLBパイプライン」のジム・キャリス記者とジョナサン・マヨ記者が「新人王ドラフト」を実施。5巡目まで合計10選手が指名され、ポスティング制度でメジャー移籍予定の山本由伸は2巡目(全体3位)で指名された。

今回の「新人王ドラフト」は5巡目まで行われ、キャリス記者→マヨ記者の順に指名。1巡目ではキャリス記者がエバン・カーター(レンジャーズ)、マヨ記者がジョーダン・ローラー(ダイヤモンドバックス)と今季メジャーデビューしたトップ・プロスペクトを指名した。

キャリス記者はレギュラーシーズン終盤の23試合でWAR1.6を記録したカーターについて「我々は彼の活躍を目の当たりにした。彼が克服すべき課題は左腕への対応だ。とはいえ、突出した候補がいないなかで彼を選ぶのは当然だと思う」とコメント。マヨ記者は安定した守備力を誇り、レギュラー抜擢が予想されるローラーについて「私はワールドシリーズのロースターに登録されていたもう1人のルーキーを選ぶ。カーターほどのインパクトは与えられず、ポストシーズンでもほとんどプレーしなかったが、彼は来季三塁のレギュラーに起用されると思う。毎日プレーする機会を与えられるだろう」と語った。

続く2巡目でキャリス記者は山本を指名。年齢的に「MLBパイプライン」のプロスペクト・ランキングでは対象外となるが、新人王の資格はもちろん与えられる。キャリス記者は「彼がどのチームと契約するかはわからないが、日本で長年活躍してきたスター投手だ。7年間の通算防御率は1.82。球威もあるし、コマンドもある。MLBへのアジャストが必要になるが、メッツに入団した千賀滉大は今季最も優秀なルーキー投手の1人だった」とコメント。マヨ記者は2巡目でノーラン・シャニュエル(エンゼルス)を指名した。

3巡目以降は、キャリス記者がブルックス・リー(ツインズ)、ポール・スキーンズ(パイレーツ)、コルト・キース(タイガース)という顔ぶれ。マヨ記者はカイル・ハリソン(ジャイアンツ)、ジュニア・カミネロ(レイズ)、ヘストン・カースタッド(オリオールズ)を指名した。

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