東証、午前終値は227円安 利益確保の売り優勢

東京証券取引所

 16日午前の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が反落した。前日に大きく上昇したため、利益を確保する売り注文が優勢となった。下げ幅は一時200円を超えた。

 午前終値は前日終値比227円68銭安の3万3292円02銭。東証株価指数(TOPIX)は8.52ポイント安の2364.70。

 前日の平均株価は今年最大の上げ幅を記録する急伸となり、反動が出た。バブル経済崩壊後の終値高値として7月に付けた3万3753円に近づいており、高値への警戒感があった。

 ただ15日のニューヨーク市場で主要な株価指数がそろって上昇したことを材料に買い注文が入り、上昇に転じる場面もあった。

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