元宝塚歌劇団トップ娘役・潤花、「相棒」で映像作品デビュー! 「本番寸前まで笑わせてくださった」水谷豊&寺脇康文&高橋克実の気遣いに感謝

水谷豊演じる杉下右京と寺脇康文演じる亀山薫の“伝説のコンビ”による新たな挑戦を描く「相棒 season22」(水曜午後9:00)。11月22日放送の第6話「名探偵と眠り姫」では、高橋克実演じる名キャラクター“マーロウ矢木”こと矢木明が12年ぶりに登場することが報じられたが、同回には元宝塚歌劇団・トップ娘役の潤花が事件の鍵を握るヒロイン役でゲスト出演することも決定した。

2023年6月に退団した潤花は、華やかな存在感と確かな演技力で高い評価を得ていた。彼女が本作で演じるのは、老舗デパート創業一族の令嬢・蔵本里紗。里紗は5歳の時に誘拐被害に遭遇し、幸いすぐに救出されたものの、睡眠薬で眠らされ連れ去られたという手口から“眠り姫誘拐事件”として世間を騒がせた過去があった。そんな事件のトラウマから外出を恐れて自宅に引きこもりがちになった里紗は“深窓の令嬢”として美しく成長した。だが里紗は、自身の婚約お披露目パーティーを前に会場からこつ然と姿を消してしまう。彼女の失踪とほぼ同時に「警視庁特命係・杉下右京殿 眠り姫事件の犯人は殺された。至急真相を解明されたし」という挑戦状のような情報が警視庁に舞い込む。

17年前の眠り姫誘拐事件の犯人は投身自殺で幕引きとなったはずだったが、まさか殺されていたのか!? 右京は薫とともに捜査を開始。すると、彼女が会場から抜け出すのを手伝ったのが、自称名探偵・マーロウ矢木(高橋)だと分かって…。

これが退団後初の映像作品となる潤花は、オファーに「夢かと思うほどうれしかったです。現場に入ってからも、テレビを見ているかのような信じられない気持ちでいっぱいでした」と喜びを告白。また、舞台と映像の違いについて聞かれると「舞台は1カ月以上お稽古を重ねて本番を迎えることが多いのですが、映像作品は脚本の内容を自分の中に入れて現場に行き、そこで初めて相手の方とセリフを交わして、何回かリハーサルをしたらすぐ本番。その違いはとても感じました。カメラの前で演じるのは初めてで初日は戸惑いましたが、現場で皆さんと作り上げる世界に身を委ねるのも心地いいんだなということを今回、初めて知りました。映像を作っていく過程はとても楽しかったです」と初のドラマ撮影に刺激を受けたことを明かした。

自身が演じた里紗という人物については「単なる“お姫様”や“お嬢様”ではありません。幼い頃に体験した苦しさ、つらさを抱えながら生きてきた彼女は、弱さの中にも強さを持つ女性だと感じています」と愛情をもって分析。また「カメラが回るとスッと役柄の“蔵本里紗”になれるので本番での緊張はありませんでしたが、撮影の合間はドキドキしていたので、皆さんいろいろ質問してくださったり、何げない会話をしてくださったりして、私の緊張をほぐしてくださいました」と撮影中にも現場の温かい雰囲気に助けられたと述べ、「寺脇さんのダジャレに水谷さんがツッコミを入れて、そこに高橋克実さんも加わって、カメラが回る寸前まで笑わせてくださり、こらえるのが大変でしたね。そうやってコミュニケーションの場を作ってくださったからこそ、よりお芝居にグッと入り込むことができました」と水谷、寺脇らの優しい気遣いに感謝を伝えた。

そして最後に「最後の右京さんの言葉は、里紗にとっても自分自身にとっても胸にグッときました。皆さんにも届いてほしい言葉が詰まってるので、そこが一番の見どころです。今回初めての映像作品で、精いっぱい演じました。私自身も放送を見るのを楽しみにしています」と視聴者へのメッセージを送った。

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