遺体捜査の関係先から10万円盗む 容疑で京都府警警部補を逮捕

京都府警本部

 京都府警の捜査員が職務のために訪れた民家から現金と腕時計を盗んだとして、府警捜査3課は11月16日、窃盗の疑いで、城陽市、府警捜査2課警部補の男(57)を逮捕した。

 逮捕容疑は、2019年7月29日、当時勤務していた京都府警伏見署での当直中に、変死事案の捜査で関係先として訪れた、京都市伏見区の遺族のパート女性(61)宅で、亡くなった人が所有していた現金約10万円と腕時計(1万円相当)を盗んだ疑い。

 府警によると、容疑者は「私が盗みをしたことは間違いありません」と容疑を認めている。今年8月、捜査2課の上司に窃盗した事実を打ち明けて発覚した。府警は、女性宅の訪問時の状況や余罪の有無について調べている。

 府警の説明では、容疑者は19年3月から伏見署刑事課に所属し、22年3月から現職。森功治首席監察官は「府民の信頼を著しく損ねる事案で言語道断。今後の捜査結果を踏まえ、厳正に対処する」と述べた。

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