今オフこそ大物獲得なるか スーパースター獲得を狙うジャイアンツ

今オフ、最も大物選手獲得に熱心だと言われているのがジャイアンツだ。昨オフはアーロン・ジャッジ(ヤンキース)の獲得に失敗し、カルロス・コレア(ツインズ)との契約は身体検査で発覚した問題によって回避。「大谷翔平に5億ドルをオファーできる」と言われるほど資金的な余裕はある。バスター・ポージーの引退後、チームの顔となるスーパースターが不在のジャイアンツ。79勝83敗で地区4位に沈んだ今季からの巻き返しを図るためにも、念願のスーパースターを手に入れたいところだ。

「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者は日本時間11月16日、ジャイアンツがコディ・ベリンジャー、マット・チャップマン、ブレイク・スネルの獲得に乗り出していることを報じた。「ジャイアンツはあらゆる選手に触手を伸ばしている。3年前に素晴らしいシーズンを送ったが、直近2年間は低迷していることを不満に思っているからだ」とヘイマン記者。チームの再浮上のためには大物選手の獲得が必要というわけだ。

ヘイマン記者はまた、ジャイアンツがヤンキース、カブスとともにベリンジャー争奪戦を制する最有力候補の1つであることを伝えている。チャップマンについては、アスレチックスでも指揮を執ったボブ・メルビンが新監督に就任したことから、メルビンとチャップマンがサンフランシスコの地で再合流することを予想する声も多い。

さらに、ジャイアンツは今オフ、複数の先発投手の獲得を狙っているチームの1つでもある。サイ・ヤング賞を受賞したスネルに関しては、再契約を狙うパドレスのほか、ドジャース、フィリーズなどと競争になることが予想されている。

ほかには、日本球界からメジャー移籍を目指す山本由伸、韓国球界からメジャー移籍を目指す李政厚(イ・ジョンフ)にも興味を示していることが報じられている。もちろん、大谷の獲得にも乗り出すとみられ、地元紙「サンフランシスコ・クロニクル」は大谷がナンバーワンの補強ターゲットであることを伝えている。

ヘイマン記者は「ジャイアンツは大谷獲得を全力で狙うと思う。ここ数年、彼らは大物獲得を目指してきたが、様々な理由で獲得できなかった」とコメント。大谷獲得については「本拠地のオラクル・パークがジャイアンツにとって不利な要素になる可能性がある。左打ちのパワーヒッターにとって厳しい球場であるからだ。獲得に向けたハードルはあるが、全力で獲得を狙うだろう」と指摘した。

The post 今オフこそ大物獲得なるか スーパースター獲得を狙うジャイアンツ first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.