タモリ、富士山にある宝永火口を調査!「タモリステーション」で富士山噴火の影響と対策に迫る

テレビ朝日系で11月25日放送の「タモリステーション」(午後8:54)では、「富士山噴火 その時日本は? ~令和最新!生活シミュレーション~」と題して、日本のシンボル・富士山が“もし”噴火してしまったら日本はどうなってしまうのかをシミュレーションしていく。

雄大で美しい富士山は現在も活動を続けているれっきとした活火山であり、ここ300年ほどは静穏を保っているものの、1707年には後に「宝永噴火」と呼ばれる大噴火が起き、当時の江戸にも多量の降灰をもたらした。

2015年に番組のロケで富士山に登頂した経験を持つタモリは、最新の研究により新事実が判明したと聞き、8年ぶりに宝永火口へと向かう。宝永火口のある地層を詳しく調べたところ、当初考えられていたよりも噴出量が甚大であることが判明していた。タモリはあらためて、現場で噴火の痕跡を目撃していく。さらにタモリは、山梨・富士吉田市にある富士山科学研究所にも緊急取材を敢行。人工的にマグマを再現する実験を行い、溶岩流や火山灰のメカニズム、そして予想される被害エリアについて学んでいく。

ほか、番組ではアルピニストの野口健、富士山研究者の第一人者・藤井敏嗣氏(東京大学名誉教授・富士山科学研究所所長)、防災アドバイザーの高荷智也氏といった山のスペシャリストをゲストに招き、南海トラフ地震との関連性や、噴火の被害、近隣住人の対処法や、首都・東京への影響など、あらゆる角度でさまざまな疑問を徹底調査していく。

自身で現地取材を行ったタモリは、「宝永火口は素晴らしく美しいので、つい絶景に気を取られて防災のことを忘れてしまいそうになりましたが、やっぱり自然の力、火山の力はすさまじいなと感じましたね」と述べ、「日本は世界でも有数の火山国、地震国。危険なところにある国ですから、決して富士山だけじゃなく、今もいろいろな危機が迫っています。ぜひこの番組をご覧になって、皆さんそれぞれが災害に備えて対策を考えておいた方がいいと思います」と視聴者に呼び掛けている。

© 株式会社東京ニュース通信社