季節外れ、黄砂飛来の恐れ 西日本から南西諸島

 気象庁は16日、西日本から南西諸島の広い範囲で17日に黄砂の飛来が予想されるとして、注意を呼びかけた。黄砂は春(3~5月)の飛来が多く、秋(9~11月)に観測されれば2019年以来4年ぶり。

 気象庁によると、水平方向で見通しが利く距離「視程」が10キロ未満となる見込み。屋外では黄砂が付着するなどの影響も予想される。視程が5キロ未満となった場合は、交通への障害が発生する恐れもあるとしている。

 19年は10月に名古屋と大阪、広島、高松の各市で、11月に福岡市で黄砂が観測されている。

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