ライドシェア解禁なら参入 米ウーバーCEOが意欲

インタビューに応じる、米配車大手ウーバー・テクノロジーズのダラ・コスロシャヒ最高経営責任者(CEO)=15日、米サンフランシスコ(共同)

 【サンフランシスコ共同】米配車大手ウーバー・テクノロジーズのダラ・コスロシャヒ最高経営責任者(CEO)は15日、米サンフランシスコの本社で共同通信などのインタビューに応じた。自家用車を使って有償で客を運ぶサービス「ライドシェア」が日本でも解禁されれば「当然参入したい」と意欲を示した。

 ただ、反対論も根強い規制緩和の是非には言及せず「政府や国会の決定を尊重する」と述べるにとどめた。

 ウーバーは世界70カ国、約1万1千の都市でアプリを通じたライドシェアやタクシー配車のサービスを展開している。将来的に日本でライドシェア事業に参入するならば「安全かつ責任ある事業運営を行うことを強く約束する」と強調した。

 ライドシェアが解禁されれば、タクシー運転手の雇用が奪われるとの懸念は根強いが、コスロシャヒ氏は「雇用を脅かしているとの証拠は見当たらない」と反論。運転手不足を背景に各地で移動の不便さを指摘する声も上がる中、「より多くの移動手段があることは社会にとっても有益だ」と話した。

© 一般社団法人共同通信社