児童間暴力容認は身体的虐待 青森のファミリーホーム

 里親らが複数の子どもを家庭的な環境で育てるファミリーホームで、子ども間の暴力を容認していたのは養育者による身体的虐待やネグレクト(育児放棄)に当たると青森県が認定し、15日発表した。県は管理者の里親登録の抹消を検討する。

 県によると、泣いたりパニックを起こしたりすることがあった2人の子どもに対し、養育者は静かにさせるため別の子どもをその場に呼び、この子どもが2人の頭をたたく、外に出すといった行為を黙認していた。

 県は、こうした虐待が頻繁にあったと認定。養育者が指示したかどうかは不明。被害者の2人にけがはなかった。

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