闘莉王が日本代表のキーパーをバッサリ「大迫は基本がない、前川は判断がダメ、JのGKにいい選手がいない」

元日本代表DFの田中マルクス闘莉王が、今回のインターナショナルマッチウィークに向けてYoutubeを更新。日本代表チームについて論評を行っていた。

今回のスケジュールではワールドカップのアジア2次予選でミャンマー、シリアと対戦する日本代表。16日はホームでミャンマーを相手に戦う予定だ。

そこに臨むべきスターティングメンバーを予想する中で、田中マルクス闘莉王はゴールキーパーについて以下のように話していた。

田中マルクス闘莉王

「キーパーは今不足しているんです。Jリーグの中でも良いゴールキーパーが全然出てこない。これは協会のせいでもあると思う。あれだけ外国人を連れてきたら、こうなるのも当たり前です。

大迫選手についても、下田さんが間近で見てきた選手だというのはわかりますけど、基本の基本が整っていない選手だなと思う。

それは『闘莉王がまた悪いことばかり言う』というわけではなくて。ステップの組み方や判断がまだまだ代表のゴールキーパーとして基本ができていない。

鈴木選手(鈴木彩艶)は良いものを持っていると思うけど、経験が少ない。レギュラーとして少なくとも50~60試合にきちんと出るというのが必要。

前川選手もまだ判断がよくない。ステップの組み方やポジショニングもそう。

キーパーとして一番難しいのが、ちょっと前に出た後。後ろにバックステップをしながら自分の位置をどこに取るのか。フィーリングできちんと分かるか。

それは一番難しいことです。必ず自分の位置がわかるように、芝生を削ったりもするんですよ。先に飛んでボールを止めることと、ちゃんとステップをして真正面で受け止めることは、ぜんぜん違う。そのような細かい動きです。

この3人の中では鈴木選手が一番いいと思いますよ。ただスケールの大きさを生かすためにはいいポジションを取らなければいけない。

ポジショニングで1メートルを損していれば、1メートル余計に飛ばなければならない。ステップの組み方、ポジションの取り方を良くして、自分の能力を生かせるだけのものがなければいけない」

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日本代表やJリーグでさまざまなゴールキーパーとともにプレーしてきた経験を持っている田中マルクス闘莉王。彼から見れば今のJリーグには外国人が多く、日本人にはいい選手がほとんどいないと感じるようだ。

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