イノベーションは経済発展の原動力

第1回香港桂冠論壇(フォーラム)が11月13日に開幕し、李家超・行政長官が講演した。同日の香港メディアによると、李長官は「香港は産業構造を変え、イノベーションとテクノロジーを経済の重要な原動力にするだろう」と述べ、次世代のためのイノベーションエコシステムなど、持続可能な科学と技術を確立するとの見方を示した。李長官は「一国二制度の下、香港には祖国を後ろ盾に世界とつながっているという利点があり、中国本土が世界とつながる重要なチャネルである。香港は第14次5カ年計画で国際イノベーション科学技術センターへの発展に力を入れており、粤港澳大湾区の発展もまたイノベーションとテクノロジーにおいて香港に大きなチャンスをもたらしている」と述べた。

李長官は先に発表した施政報告(施政方針演説)で、人工知能の開発促進、地域を越えた情報流通の推進、デジタル政府サービスの促進など、イノベーションとテクノロジーの発展に向けた多くの方策を提案したと述べ、特区政府が努力を惜しまないことを明確に示していると指摘。香港はイノベーションとテクノロジーを開発し、これらの的を絞った対策に自信を持っており、イノベーションとテクノロジーのエコシステムを促進し、業界に強力な成長の勢いをもたらすことができるという。また、世界第10位の経済大国に相当する総合GDPを誇る粤港澳大湾区が、研究開発、先進的な製造業、商業貿易の利点を結集し、大きな成果をもたらすとみている。

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