「大麻グミ」食べ2人搬送 東京・板橋、命別条なし

 東京都板橋区のマンション一室で、20代の男女2人が15日夜にグミを食べた直後に手足のしびれや吐き気などの体調不良を訴え、搬送されたことが16日、警視庁志村署への取材で分かった。命に別条はない。署によると、女性はグミを「池袋で買った」と説明し、袋には大麻由来成分に似た合成化合物HHCH(ヘキサヒドロカンナビヘキソール)の記載があった。

 都内では、都立武蔵野公園であった祭りで4日、来場した男性が配ったグミを食べた5人が搬送され、3日には押上駅でグミを食べた4人が搬送される事案があった。捜査関係者によると、この2件のグミはいずれも大阪市の業者が製造したものとみられる。

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