「悪徳レッカー業者がいる」きっかけは同業者からの情報 無許可でレンタカー事業を行った疑いで男逮捕 従業員は詐欺容疑で=静岡県警

無許可でレンタカー事業を行った疑いで11月16日、静岡県内でレッカー業を営む40歳の男が逮捕されました。またこの会社の従業員の男2人も、レッカー車を呼んだ客から、利用していない高速道路の利用料をだまし取った疑いで逮捕されています。

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道路運送法違反の疑いで逮捕されたのは、静岡県藤枝市高柳の会社役員の男(40)です。警察の調べによりますと、男は2023年の春から夏頃にかけて、国の許可を得ていないのにもかかわらず、県内でレンタカー事業を行った疑いが持たれています。

警察によりますと、男ははレッカー会社の代表で、車が故障するなどしてレッカー車を呼んだ客に車を貸していたということです。

また、このレッカー会社の従業員で焼津市柳新屋の男(34)と島田市東町の男(32)が詐欺の疑いで逮捕されました。警察によりますと、2人は2023年、県内で自家用車が故障してレッカー車を呼んだ客に対し、高速道路を利用していないのにもかかわらず高速道路の通行料金約7000円を請求し、だまし取った疑いが持たれています。

2023年の春、「高額な料金請求を行う悪徳レッカー業者がいる」と、同業者から警察に情報提供があり、警察が捜査した結果、3人の逮捕につながったということです。

警察によりますと、県内の消費者相談窓口などには、このレッカー会社とみられる事業者とのトラブルの相談が複数寄せられていることが確認されているということです。

警察は3人の余罪などを調べる方針です。

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