ブンデス史上初の女性コーチがウニオン・ベルリンで誕生! 暫定指揮官と共にユースチームから昇格

ウニオン・ベルリンで暫定的にアシスタントコーチを務めるイータ氏[写真:Getty Images]

ウニオン・ベルリンでブンデスリーガ史上初の女性コーチが生まれている。

15日、ウルス・フィッシャー監督(57)との契約解除を発表したウニオン。2018年7月に指揮官に就任したフィッシャー監督は1年目からクラブを初のブンデスリーガ昇格へと導き、その後も次々とクラブの歴史を塗り替えていったが、チャンピオンズリーグ(CL)出場を叶えた今シーズンは公式戦12連敗を喫するなど泥沼にはまってしまった。

ウニオンはフィッシャー監督の契約解除と同時に、当分の間、U-19チームの監督を務めるマルコ・グローテ氏(51)が暫定指揮官を務めることも発表。また、U-19チームでアシスタントコーチを務めるマリー=ルイーズ・イータ氏(32)がグローテ氏をサポートすることも明らかとなった。

ブンデスリーガによると、このままフィッシャー監督の後任が発表されず25日のアウグスブルク戦を迎えた場合、イータ氏は男子チームのベンチに入るリーグ史上初の女性コーチとなる。

2014年に結婚するまで旧姓のベイジホーンを名乗っていたイータ氏は、選手としてタービン・ポツダムやハンブルガーSV、BVクロッペンブルク、ブレーメンでプレー。タービン・ポツダム時代の2009年から2011年にはリーグ3連覇、2010年には女子チャンピオンズリーグ(UWCL)優勝を経験した。

2018年に26歳で現役を引退すると、ブレーメンの男子ユースチームでコーチとしてのキャリアを開始。プロのコーチングライセンス取得後はU-17ドイツ代表のアシスタントコーチを経て、2023年7月にウニオンのU-19男子チームに迎えられた。

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