秋物はすでにセールに 季節外れの暑さから一転…急な寒さで変わる商戦 岡山

季節外れの暑さから一転、防寒具が必要な寒さとなりました。この急な冷え込みで、衣料品店の秋冬商戦に変化も。

(松木梨菜リポート)
「午前8時半すぎの高松市です。ダウンコートを着ていても風が冷たく感じられます」

JR高松駅前では、厚手のコートや手袋、マフラーなど防寒対策をして通勤・通学する人の姿が目立ちました。

(街の人は―)
「寒いです。急に寒くなりましたね」

10月下旬から16日までの岡山市と高松市の最高気温の推移をみると、ともに前週までは平年より気温が高い日が続きましたが、今週に入って平年値を下回る日が多くなりました。

16日の岡山市の最高気温は、前週木曜日と比べると7℃ほど低くなりました。

岡山市南区の「ビッグアメリカンショップ南店」です。今週の冷え込みに合わせ、店のレイアウトを変更。入り口近くにダウンコートやフリースなどを置き、冬物の販売を強化し始めました。

(ビッグアメリカンショップ南店/岡本こずえ さん)
「季節感を出して、お客さまの購買意欲を高めるよう意識しています」

一方、この急激な変化の影響を受けたのが「秋物」です。

(松木梨菜リポート)
「一部の秋物はすでにセールとなっていて、2割引きから3割引きで販売されています」

季節はずれの暑さが続いていたため、こちらの店では11月から秋物の一部先行セールを行っています。

(ビッグアメリカンショップ南店/岡本こずえ さん)
「気温の下がりも思っていた以上に悪くて、10月も半袖とかで来店される方が多かったので、(秋物は)思うような売れ行きにはならなかったです」

今シーズンは、カラーニットを人気アイテムとして打ち出し、フリースに合わせることなどを提案。今後の冬物の売れ行きに期待しています。

例年よりもさらに短かったこの秋を踏まえ、2024年以降は対策を考えたいとしています。

(ビッグアメリカンショップ南店/岡本こずえ さん)
「夏が長くなることを想定して、来年からはお客さまが今着られるようなもの、今何がほしいかを考えて、店内のディスプレイを作っていこうと思っています」

© 株式会社瀬戸内海放送