JR東海が世界初「水素エンジン」活用した車両を開発 CO2排出量は“実質ゼロ” 来年度以降に走行試験へ

JR東海は、世界初となる「水素エンジン」を活用した列車の開発を始めます。

(JR東海・丹羽俊介社長)
「水素エンジンという形で新しい試みをしたい。様々な可能性を追求して参りたい」

JR東海が開発を始める鉄道車両。

動力は水素エンジンと蓄電池のハイブリッドで、水素エンジンを活用した車両が実現すれば、世界初となります。

JR東海のディーゼル車は、年間約3万5000トンのCO2を排出していますが、この車両は、CO2の排出量が実質ゼロになるのが大きな特徴で、来年度以降に走行試験を始める予定です。

JR東海以外にも、JR東日本が水素を使った燃料電池と蓄電池で走る車両の実験を既に始めていて、カーボンニュートラルへのレールを鉄道各社が競うように走り出しています。

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