大麻グミか、大阪でも十数人搬送 命に別条なし、府警が鑑定進める

 東京都で大麻由来の成分を含む可能性があるグミを食べた人が相次いで体調不良で搬送されている問題で、大阪府内でも今年、同様のグミを食べた男女十数人が搬送されたことが16日、大阪府警への取材で分かった。府警によると、一部のグミの袋に、東京の人が食べたグミと同じ大阪市の業者名や合成化合物の記載があった。府警が鑑定を進める。

 記載された合成化合物名はHHCH(ヘキサヒドロカンナビヘキソール)で、法律で規制されている大麻成分THC(テトラヒドロカンナビノール)と構造が似ている。幻覚や記憶障害などを生じさせる可能性があるが、規制されていない。

 搬送された十数人の命に別条はない。

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