信号機トラブルで国道124号、激しい渋滞 茨城・神栖 落雷で基板損傷、灯火タイミングにずれ

信号機制御の基板故障で灯火のタイミングがずれ、渋滞が発生している国道124号=16日午後4時45分ごろ、神栖市木崎

■復旧は早くて12月中旬ごろ

茨城県神栖市木崎地区の国道124号で信号機の灯火タイミングが狂うトラブルが続き、激しい渋滞が起きている。10月27日午後にあった落雷の影響とみられ、信号機はすぐに復旧したものの、信号機を制御する基板が損傷。朝夕の出退勤・通学の時間帯は、同地区を起点に片側3車線の国道などで毎日渋滞が発生。県警神栖署によると、基板は作り直しが必要で、復旧は早くても12月中旬ごろになるという。

市や同署によると、落雷があったのは10月27日午後。同2時10分に神栖中央公園前交差点(同市木崎)の信号機が故障したほか、周辺の信号機の灯火サイクルを制御する基板も損傷。同公園周辺の700メートル余りの区間で、信号機の灯火タイミングにずれが生じた。

通常は赤信号で一度止まっても青信号に変われば、次の信号も青信号に変わりスムーズに進めるが、現在は青信号に変わっても、次の信号が赤信号に変わってしまう状態。このため、同地区を中心に国道や接続する県道などで渋滞が発生している。

同署交通課は「完全復旧まではできるだけ、国道124号の利用を控えてほしい」としている。

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