初W杯、新鋭山本躍進 スピードスケート男子500 当初控え、僅差の4位

W杯帯広大会の男子500メートルを自身初の34秒台で滑りきり、歓声に応える山本悠乃=12日、明治北海道十勝オーバル(金本綾子撮影)

 層の厚い日本の男子500メートルに新鋭が現れた。日大3年の21歳、山本悠乃(ゆうだい)(白樺高出)。W杯初代表となった帯広大会(10~12日、明治北海道十勝オーバル)の1本目でAクラスに昇格し、2本目で4位に食い込んでみせた。当初はリザーブ(控え)だったが、上位者の辞退によって転がり込んだデビュー戦で好結果を出し、「万全の準備で臨めた。合格点」と手応えを口にした。

© 株式会社北海道新聞社