25年、木場潟で国際カヌー 国内で2大会連続開催見通し

  ●17日都内で審議

 国際カヌー連盟公認の国際大会「第6回アジア・パシフィック・カヌースプリント大会」が、2025年5月に小松市木場潟で開催される見通しとなった。日本、オーストラリア、ニュージーランドの持ち回りで開かれており、日本会場は昨年に続いて2大会連続で木場潟競技場が選ばれることになる。県は世界トップの選手が集う大会を通じて、国内屈指の競技環境と地域の魅力を発信する。

 17日、都内で開かれる日本カヌー連盟常務理事会で開催地が審議される。ほかに立候補地はなく、木場潟競技場に決定する見込み。会期は5月中旬の4日間となる。

 大会は21歳以下の若手育成を目的に、18年に第1回がオーストラリアで開催された。日本ではコロナ禍による延期を経て22年9月末から10月初旬に初めて開かれ、木場潟に集まった8カ国約230人がスプリント競技(1000メートル、500メートル、200メートル)42種目で競った。

 同競技場は21年の東京五輪に合わせ、7カ国の延べ約100人が事前合宿を行うなど、優れた競技環境で知られる。25年の大会でも白熱した競技が期待され、県は選手らに自然や文化、もてなしも味わってもらいたい考えだ。

 県の担当者は「開催の見通しが立ち、光栄に思っている。小松市や県カヌー協会と連携し、準備をしっかり進めたい」と話した。

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