霞ケ浦の木村、目標は佐々木朗 ロッテと仮契約 「まず体づくり」

ロッテと仮契約を結んだ霞ケ浦の木村優人投手(中央)。右は榎康弘アマスカウトディレクター、左は松田進担当スカウト=土浦市城北町

プロ野球ドラフト会議でロッテから3位指名を受けた霞ケ浦高(茨城県)の木村優人投手=185センチ、77キロ、同県土浦市出身=は16日、土浦市内のホテルで球団と仮契約を結んだ。契約金は5000万円、年俸は600万円(金額は推定)。仮契約後の会見で、木村は「やっとロッテの一員になれたと実感できた」と晴れやかに話した。

長い手足をしなやかに振り抜き、最速150キロを誇る本格派右腕だが、線の細さや股関節の硬さなど発展途上の18歳。ロッテの榎康弘アマスカウトディレクターは「まずは体づくり。うちは育成に力を入れている。佐々木朗希らに続く先発ローテーション投手として、スケールの大きい投手になれる存在」と期待する。

木村も「1、2年目は体づくりをして、まずはプロの世界に慣れたい」とし、「3、4年目には佐々木朗希投手のように活躍したい」と思い描く。課題の体重は夏の茨城大会終了後から3キロ増加しているといい、来年1月の新人合同自主練習までに「80キロをノルマに増やしたい」と力を込めた。

本拠地のZOZOマリンスタジアムは木村の地元・土浦市から車で約1時間半程度。「たくさんの方々に応援していただいている。期待を裏切らない活躍をしたい」と誓った。

入団発表は12月上旬に行われ、背番号などが発表される見込み。

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