ゲームをプレイして脱炭素化 富士通とセガXDが共同開発 17、18日、ラゾーナ川崎に体験ブース出展

開発したゲームについて説明する富士通の社員=川崎市役所

 脱炭素化に向け市民の行動を変えていくために、富士通(東京都)が川崎市の地元事業者と連携したスマホアプリゲームを開発した。農地開発と経済活動を結び付けたまちづくりを進めるゲームで、日常生活で環境に配慮した行動を取ればゲームで使えるポイントをためることができる。同社担当者は「『楽しい』を入口に、自発的な行動を増やしていきたい」と話している。

 開発したゲームは「Green Carb0n Farm(グリーン・カーボン・ファーム)」で、「セガエックスディー」(東京都)と共同開発した。17、18の両日に同市幸区のラゾーナ川崎プラザで開催されるイベントで体験ブースを出展し、12月4日にリリースする。

 ゲームでは川崎市内の街並みを模した場所を舞台に、農地開発や地場食材を扱う店舗や工場などの建設を進める。さまざまな動物キャラクターが登場し、市内の多摩川や日本民家園などを模したスポットや施設が配置されている。

© 株式会社神奈川新聞社