ディズニーの感動ファンタジー『ミラベルと魔法だらけの家』はコロンビアの多様性に触れられる名作

日本テレビ系金曜ロードショーとentaxがコラボレーション。金曜ロードショーのここでしか聞けない“とっておき情報”を紹介する。

11月17日からは、“金曜ロードショーで見たいディズニー長編アニメーション映画”の中から、リクエストが多かった4作品が4週連続で放送される。
第1週の17日は、第94回アカデミー賞で長編アニメーション作品賞を受賞した話題作『ミラベルと魔法だらけの家』が初登場。

さまざまな魔法のギフトを持った家族の中で、たった1人だけ何の魔法も使えなかった“普通の女の子”ミラベル。そんな彼女が、持ち前の明るさで前向きに過ごしていく中で、突然訪れた家族の危機に敢然と立ち向かっていく…。美しい映像と心躍る魔法と音楽の力に満ちあふれた愛と奇跡のストーリーだ。

バイロン・ハワード監督は、ミラベルについて「彼女はどこかに存在している。私たちが承認したただのデザインではなく、世界のどこかで家族と一緒に暮らす、本当に生きている女の子なんだ。そう信じています」と語る。

そんなミラベルは、開放的で動きやすく、たくさんの刺繍(ししゅう)が施されているクラシックなコロンビア風のスカートの衣装を着こなしている。これは10代の女の子のスクラップブックのようなものだそう。手作りの美学があり、“これが私よ!”というミラベルの心の叫びが反映されている。他にもブラウス、バッグ、靴に至るまで、シンプルな素材の上に彼女が刺繍を施しているのだとか。ちなみにバッグは、先住民のワユー民族の作るモチラ(手編みのバッグ)からインスピレーションを得て作られた。

またこの作品では、舞台となっているコロンビアの多様性あふれる文化を堪能できるのも魅力のひとつ。
ジャレド・ブッシュ監督は、コロンビアの町に息づく人々や音楽の温かさ、さまざまな民族などが作品に反映されることが重要だと考え、バリチャラやサレントなどの実際の町や、コロンビアの象徴的な場所であるヤシの木で有名なココラ渓谷などからインスピレーションを得たのだそう。
ディズニーには欠かせない魔法と音楽にあふれたミュージカル・ファンタジー。その名作をぜひ堪能したい。

ストーリー】魔法の力に包まれた、不思議な家に暮らすマドリガル家。家族全員が家から“魔法のギフト(才能)”を与えられる中、ミラベルだけ何の魔法も使えなかった…。ある日、彼女は家に大きな“亀裂”があることに気づく──それは世界から魔法の力が失われていく前兆。家族を救うため、魔法のギフトを持たないミラベルが、“唯一の希望”として立ち上がる。なぜ彼女だけ魔法が使えないのか?そして魔法だらけの家に隠された驚くべき秘密とは!?

『ミラベルと魔法だらけの家』(2021米)

監督:バイロン・ハワード, ジャレド・ブッシュ
共同監督:シャリース・カストロ・スミス
脚本:ジャレド・ブッシュ, シャリース・カストロ・スミス
ストーリー:バイロン・ハワード, ジャレド・ブッシュ, シャリース・カストロ・スミス, リン=マニュエル・ミランダ
製作:イヴェット・メリノ, クラーク・スペンサー
オリジナルソングス:リン=マニュエル・ミランダ

声の出演()内は英語版
ミラベル:斎藤瑠希(ステファニー・ベアトリス)
アルマおばあちゃん:中尾ミエ(マリア・セシリア・ボテーロ)
イサベラ:平野綾(ダイアン・ゲレーロ )
ルイーサ:ゆめっち(3 時のヒロイン) (ジェシカ・ダロウ)
フリエッタ:冬馬由美(アンジー・セペダ)
アグスティン:関智一(ウィルマー・バルデラマ)
ペパ:藤田朋子(カロリーナ・ガイタン)
フェリックス:勝矢(マウロ・カスティーリョ)
ドロレス:大平あひる(アダッサ)
カミロ:畠中祐(レンジー・フェリズ)
アントニオ:木村新汰(ラヴィ・キャボット=コニャーズ)
ブルーノ:中井和哉(ジョン・レグイザモ)
マリアーノ:武内駿輔(マル―マ)

写真提供:(C)日テレ

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