福井県鯖江の眼鏡業界で初…ジャパン・アイウェアHDが東証スタンダード上場 傘下に金子眼鏡

東証スタンダード市場に上場し、記念式典で鐘を鳴らす金子社長=11月16日、東証

 眼鏡企画製造販売の金子眼鏡(本社福井県鯖江市吉江町、金子真也社長)などを傘下に持つ「ジャパン・アイウェア・ホールディングス」(同)が11月16日、東京証券取引所スタンダード市場に上場した。金子社長は「鯖江の眼鏡業界で初の上場を実現でき、うれしく思う。更なる高みを目指し、地域社会と眼鏡産業の発展の一助となりたい」と意気込みを語った。

 東証で上場セレモニーが行われ、金子社長が東証の岩永守幸社長(福井県福井市出身)から上場通知書を受け取り、記念の鐘を鳴らした。初値は公開価格(1株1360円)を6.5%下回る1271円で、終値は1111円だった。調達資金は鯖江市の新社屋、新工場の建設に充てる。

 持ち株会社である同ホールディングスは2019年設立し、21年に金子眼鏡とフォーナインズ(東京)をグループ経営体制へ移行した。両ブランド直営店は国内外約90店。24年1月期の連結業績予想は、売上高に当たる売上収益が130億9千万円(前期比22.1%増)、営業利益35億4100万円(同59.1%増)、純利益18億9700万円(同6.5倍)。

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