亀岡署が大地震で庁舎使用不可の時、機能はどこへ? 緊急時の対応訓練

亀岡署の機能を移転した会議室で管内の被害状況を確認する署員(亀岡市曽我部町・京都先端科学大京都亀岡キャンパス)

 京都府警亀岡署は、大地震で庁舎(京都府亀岡市安町)が使用できなくなった際、署の機能を別の場所に移す訓練を実施した。移転先の京都先端科学大学京都亀岡キャンパス(曽我部町)に物品を運び込んで相談窓口を開設するなど、緊急時の対応を確認した。

 京都府南部で震度6強の地震が発生し、庁舎が倒壊の恐れがあるとの想定で10月末に行った。書類が入った段ボールや拳銃などを車で同キャンパスに運び、会議室に臨時の警察署を設けた。

 同署は同大学と、日清医療食品ヘルスケアフードファクトリー亀岡(大井町)の2者と協定を結んでいる。庁舎が使用できなくなった場合、いずれかの施設に移転する。

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