クマ出没警報、「他人事」の意識払拭を 今できる対応は? 識者に聞く(2)

クマの出没を防ごうと、自治会員らによって実施された集落の一斉点検=10月22日、鹿角市八幡平湯瀬地区

 県は5月11日に今年初めてとなる「ツキノワグマ出没警報」を県内全域に発令した。これまで5度延長し、クマと遭遇しないための対策を呼びかけてきた。鈴やラジオで音を出して人の存在を知らせたり、やぶを刈り払ったり、クマの餌となる米ぬかや農作物などの管理を徹底したりといった内容だ。

 識者らはこうした県の注意喚起を的確と評価する一方で、住民に十分響いているのかという点を疑問視する。

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