コロナ5類移行半年アンケート 日常生活、マスク着用・・・ 「変わらず」「戻った」拮抗

アンケート結果

 新型コロナウイルス感染症が季節性インフルエンザなどと同じ法律上の「5類」に引き下げられて半年。長崎新聞社が情報窓口「ナガサキポスト」のLINE(ライン)で長崎県民に移行後の生活についてアンケートしたところ、「移行前とあまり変わらない」と「ほぼコロナ禍前に戻った」がともに40%前後で拮抗(きっこう)した。少しずつ日常を取り戻す人がいる一方、マスク着用など感染対策の徹底を続ける人もまだ多いようだ。
 県外5人を含む378人が答えた。市町別では長崎市の167人をはじめ、全21市町から回答があった。年代別は60代103人、50代96人、40代73人、70代66人、30代28人-などの順だった。
 移行後の日常について、10~40代はいずれの年代も「ほぼ戻った」が「あまり変わらない」を上回った。一方、50代以上は全ての年代で「あまり変わらない」の方が多かった。「その他」(18.5%)は、「半分くらい戻った」「職場ではマスクや手指消毒は変わっていない」という趣旨の回答が複数あった。
 マスクについては5類移行後も「移行前と変わらずほぼ着用」が44.7%。これに対し「着用機会が減った」「ほぼ着用していない」は計43.4%で、「移行前から着用していない」も含めると50%に達した。男女別では「ほぼ着用を続けている」が女性は約50%、男性は約38%だった。世代間の差はほとんどなかった。


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