兵庫県西脇市大木町の片岡辰雄さん(71)宅で今月、季節外れの小さなスイカが実った。家庭菜園の片隅に捨てたスイカの種が芽を出し、実を付けた。片岡さんは「わが家のど根性スイカ」と喜んでいる。
片岡さんは小さな家庭菜園で果樹や野菜を育てている。8月中ごろ、家族とスイカを食べた際に種を土の上に捨てると、芽が伸び始めたという。
「菜園にスイカは植えていないので、最初は何か分からなかった」。厳しい残暑を味方にニョキニョキ伸び、小玉の実を付けた。地面で実が傷まないよう、ネットを敷いて大事に守っている。
「急に冷え込んだので、実が破裂してしまうかも」と気をもむ片岡さん。異変を感じたら、すぐに家族で食べるつもりだ。(伊田雄馬)