中国から韓国へ逃れた女&緑の髪の女 惹かれ合う女たち ファン・ビンビン復帰作「緑の夜」予告

2024年1月19日より劇場公開される、2023年のベルリン国際映画祭でワールドプレミア上映された、ファン・ビンビンの俳優復帰作「緑の夜」の、予告編が公開された。

保安検査員として働く主人公ジン・シャの前に現れた、緑の髪をした女。ジン・シャは、花火のようなタトゥーがのぞく胸元に目を奪われ、耳元でささかれる爆発音に思わず息を飲む。触れられる肩、たわむれに踏まれる足、こぼ零れ落ちそうな灰を受け止めるために差し出される手のひら。ジン・シャの独白と相まって、どこか白昼夢のような雰囲気の中、2人が惹かれ合っていく様子が映し出されている。

しかし、場面は一転。トンネルを抜ける映像から「怖いの?」というセリフに始まり、夜の闇で奮闘する2人の姿が捉えられる。不遜で挑発的な表情の男たち、意味深な目線をバックミラー越しに投げかけるジン・シャの夫、「こいつに許される必要が?」という緑の髪の女による叫び。「全ては運次第」と言いながらも、2人はどこか居場所を見つけたような様子を見せる。

「緑の夜」は、苦難に満ちた過去から逃れようと中国を離れ、韓国で抑圧された生活を送るジン・シャと、保安検査場での仕事中に出会ったミステリアスなオーラを放つ緑色の髪の女の物語。彼女との出会いを本能的に“危険だ”と感じるジンだったが、2人はふとしたきっかけから危険で非合法な闇の世界に巻き込まれていく。ジン・シャを演じるのはファン・ビンビン。緑の髪の女を、イ・ジュヨンが演じる。監督を務めるのは、ハン・シュアイ。

【作品情報】
緑の夜
2024年1月19日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネクイントにてロードショー
配給:ファインフィルムズ
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